中村紀洋VS斉藤和巳(ナゴヤ球場)

超得2軍戦 ノリVSソフトバンク・斉藤和 あす実現豪華対決

 23日のウエスタン・リーグ、中日−ソフトバンク戦(ナゴヤ球場)で、本塁打王沢村賞投手が対決する見込みであることが21日、分かった。この試合から、中日は右太もも肉離れがほぼ癒えた中村紀洋内野手(33)が実戦に復帰。一方、ソフトバンクは右肩筋疲労から復活の斉藤和巳投手(29)が先発する予定だ。中村紀はオリックスに在籍した昨年8月11日に斉藤和から左ひじに死球を受けて、戦線離脱する原因になった。因縁の相手を打って、1軍復帰をアピールする。

 思わぬ巡り合わせに中村紀がニヤリとした。23日からの実戦復帰が濃厚になったが、いきなり斉藤和と顔を合わせる。復活を目指す一流同士の対決だが、中村紀はちょっとしたブラックジョークで相手をけん制した。

 「よう当てられるから、レガーズいっぱい着けて(打席に)立っときます」

 思い出すのもつらいことがある。オリックスにいた昨年8月11日に対決し、左ひじに死球を受けた。打撲だったが痛みが引かず12日に2軍行きとなり、9月には左手首を手術。昨年1軍で最後に対戦した相手が斉藤和だった。

 斉藤和は05年が与死球10でリーグトップタイ、06年は8でリーグ4位タイだった。死球は多いが、2人の過去46度の対決では1個のみ。それが昨年8月11日で、中村紀のイメージに色濃く残っている。

 しかし、終わったことを振り返っても仕方がない。今は前を向くだけだ。2軍にいながら1軍レベルの投手と対戦でき、1軍復帰もかかっている。打てば、“ノリ完全復活”を落合監督ら首脳陣に印象づける機会にもなる。

 「出られるんなら出たいです。どうするかは辻(2軍監督)さんと話しながらですが、バッティングも守備も順調にきています。太ももの心配はないです。あとは実戦でどうかですね」

 2軍でリハビリ、調整を続け、20日から実戦形式での打撃練習も始めた。この期間、試合に出たいというはやる気持ちを抑えようと、試合のテレビ中継を見るのを我慢しようとしたが「つい見てしまって、勝つとヨシッという気になる」と、結局ずっと体も気持ちもウズウズしているという。

 「来週(前半)の(ウエスタン)にもできるだけ試合に出たい」。1軍復帰へ向けての第一歩が斉藤和との対決。相手に不足はない。打ってアピールする。

記事元:中日スポーツ http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/200706/CK2007062202026088.html
見に行ける人は見に行ってくださいな。
俺は仕事があるんで見に行けませんが…。