続・明日香ドキュ!

 
結局、今日一日福田さんの成長した姿が頭から離れませんでした。
本当にモーニング娘。のメンバーだったのかと疑いたくなるような…。
でも、彼女の居場所は華やかな舞台ではなく、生まれ育ったところにあったんですね。
勝手な推測ですけど…。
 

もうひとりの明日香

もうひとりの明日香


以前書いたのと重複しちゃいますが、
12歳で芸能界に入り、13歳でメジャーデビュー。
異色のユニットというのが話題になり、モーニング娘。の認知度は一気に広まる。
出したCDも順調に売れた。正に上々の船出といってもいいくらい。
そして、売れたことで舞い込んで来る仕事の山。
芸歴1年にも満たない彼女らは必死だった。
そんな中、メンバー最年少だった彼女は苦悩していた。
 
 
もともと、力試しという意味で受けたオーディション。
それがいつの間にか一流アーティストの仲間入り。
普通なら、飛跳ねるくらい喜んだり、有頂天になったり、時には天狗にもなったり。
彼女は違った。
自分自身と対峙し、いろいろ考えた。
気持ちの方向性は大方出来上がったけど、肝心の中身が纏まっていない。
自分の頭の中ではどうすることも出来なくなり、身近にいるマネージャーや両親、さらにはプロデューサーに悩みを打ち明けた。
大人たちは彼女の悩みを温かく受け止め、彼女が決めた道を理解してくれた。
 
 
そして、14歳での引退…。
彼女にとっての(コンサート)ラストではメンバー全員が大号泣。
メンバーひとりひとりから貰った花束を手にし、ひとりで階段を駆け登る。
その瞬間、彼女は一般市民になった。
「中学生にはまだ早すぎた」
それだけの言葉では言い表せないくらいの激動の2年間。
 
 
 
 
 
 
 
あれから7年。
彼女のいなくなったモーニング娘。は、メンバーの増減を繰り返しながら今日も活動している。
大ブレイクを果たした後、安定期とも停滞期ともいわれているモーニング娘。を彼女はどう思っているのだろうか。
その間彼女にも様々な出来事があったに違いない。
でも彼女は彼女。昨日の放送を見て分かった。
実家のバーで働きつつ、ボイトレの先生にまでなった福田明日香さん。
『もうひとりの明日香』でのつんくさんが福田さんに寄せたコメント(一部抜粋)で
 
 
 
>>退めることを自らの意思で選んだ福田。そしてこれからも <モーニング娘。> として疾走してゆくメンバーたち。そのどちらが正解なのかはわからない。8人がそれぞれに、これからの人生にどう向き合っていくかにかかっている。<<
 
 
 
今思えばどちらも正解だと思う。
つんくさんの言葉の最後に
『これからの人生にどう向き合っていくかにかかっている。』
この言葉が今の結果となって表れている。
表れているからこそ、どちらも正解だと思う。
残ったメンバーの努力があったからこそ国民的アイドルにまで登り詰めれたと思うし、
その後の福田さんの努力があったからこそ、等身大の自分でいられると思う。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
『Never Forget』
 
 
知っている人も多いと思いますが、
つんくさんが卒業する福田さんに送った曲です。
ベスト!モーニング娘。1やセカンドモーニングにも収録されてますので、
まだ聴いたことがない人は、是非聴いてみてください。
ちょっと気が早いですが、学校の卒業シーズンにはピッタリだと思います。
学校だけじゃないです。新天地へ旅立つ日と全ての人への曲です。
歌詞を読んでいるだけでジーンと来るのに、曲まで合わせたら…。
 
 
願わくば…なんだけど、この曲をもう一度クローズアップしてくれないかなあ。
せっかく10年記念隊もできたことだし…。