9.19(あきらめない)



ヤクルト(7勝16敗)         計 安 失
中  日 0 0 1 1 1 0 2 0 1 6 18 0

ヤクルト 3 0 0 2 0 0 0 0 0 5 10 0

勝 久本 2勝1敗
セ 岩瀬 1勝4敗40セーブ
負 シコースキー 0勝1敗
HR 中:中村紀18号(9回表ソロ)
  ヤ:ガイエル31号(1回裏2ラン)、川本7号(4回裏ソロ)


  • 試合前、ヤクルトスワローズ古田敦也プレイングマネージャー*1が選手としての引退、監督としての退団の記者会見が行われ、記者の質問に涙ぐむ場面を見せた古田監督
  • 先発投手 ヤクルト 石川雅規投手  中日 朝倉健太投手
  • 中日は今日先発予想されていた川上憲伸投手ではなく、先週の金曜日(14日)に投げた朝倉健太投手が中4日で先発登板。
  • 1回表。1死1、2塁の先制のチャンスを作りながらもウッズ、森野の4番5番が石川投手を助けるバッティングをしてしまい先制点のチャンスを逃がす。
  • 1回裏。1死2塁からラミレス選手のレフトオーバーのタイムリー2塁打、続くガイエル選手の2ランホームランでヤクルトが3点先制。
  • 2回表。先頭の李炳圭選手がヒットで出塁するが英智選手がボールカウント0−3からボール球を振ってセンターフライ。続く谷繁選手がピッチャーゴロ併殺打に倒れる。
  • 3回表。9番朝倉投手、1番井端選手、2番荒木雅博選手の3者連続ヒットで1点返すも、続く中村紀選手が併殺打、ウッズ選手がライトファールフライに倒れて一気に同点とはいかず。
  • 4回表。先頭の森野将彦選手が2塁打で出塁すると、1死3塁から英智選手がセンター前へタイムリーヒットを放ち1点差に迫るも、9番朝倉、1番井端両選手が倒れて一気に同点とはいかず。
  • 4回裏。ファールチップが当たったか当たってないかという微妙な判定に落合監督が抗議。主審が塁審にファールチップの確認をするというお粗末な場面*2があった直後のボールをヤクルト7番川本良平選手がレフトスタンドへホームランを放つ。これで気落ちした朝倉投手は田中浩康選手にタイムリー3塁打を打たれ点差を再び3にしてしまう。
  • 朝倉健太投手。前回の阪神戦の4者連続四球で4回途中K.O.を引き摺ったままと言ってもいい乱調振り。4回68球9安打*32奪三振5失点。
  • 5回表。調子がいまひとつ上がってこない石川投手に中日は休むことなく攻撃を続け、1死3塁でウッズ選手のセカンドゴロの間に1点を返す。
  • 6回表。先頭の英智選手が内野安打で出塁するが谷繁選手がサードライナー併殺打に倒れる。ツキまでも見放された感のある序盤・中盤のドラゴンズ。
  • 7回表。井端弘和選手がキャッチャー前へ弾んだピッチャーへの内野安打で塁に出る。これでこの試合6度目の先頭打者が出塁。さらに荒木選手はショート内野安打、中村紀選手は執念でフォアボールを選んでノーアウト満塁。この大チャンスを4番ウッズ選手が三遊間を抜く2点タイムリーヒットでようやく同点に追い付く。ところが森野、代打・立浪、英智選手がヤクルト4番手佐藤賢投手、5番手吉川昌宏投手の前に倒れて一気の逆転、とまではいかず。
  • 8回表。6回の守備から谷繁捕手に代わってマスクを被っている小田幸平選手がヒットで出塁して2死3塁の一打勝ち越しの場面を作るも、荒木選手は空振り三振に倒れる。
  • 4回でマウンドを降りた朝倉投手をリリーフした高橋聡文投手、鈴木義広投手、久本祐一投手の3投手が4回パーフェクトで流れを徐々に中日の方へ引き寄せるナイスピッチングを見せる。
  • 9回表。ヤクルト6番手シコースキー投手から先頭打者・中村紀洋選手がライトスタンドへ勝ち越しソロホームランを放ち、この試合初めて中日がリードする。
  • 9回裏。1死から城石選手にヒットを許すも、代打・度会選手をピッチャーゴロ併殺打に抑える。この試合で岩瀬仁紀投手は今季40セーブ目を挙げ、プロ野球史上初の3年連続40セーブという偉業を果たす。





    今日は序盤の攻撃陣の拙攻と朝倉投手の調子の悪いピッチングでかなりイライラしました。特に4回裏の2点は防げたはずの2点でした。5−2とされて、ゲームの流れからしても、今日の試合は半分諦めていました。それでも攻撃陣が休むことなくヒットやフォアボールを連ねていって、不器用でありながらも1点ずつ返していって、そして追い付き追い越し…。
    守る方では、リリーフの高橋、鈴木、久本の3投手がナイスピッチング。打つ方では、序盤・中盤と精彩を欠いた中村紀選手とウッズ選手の同点、勝ち越しの一打。特に7回のノリさんのフォアボールを選んだ直後のガッツポーズには感動しましたね。春のキャンプの時に色々とありましたが、ドラゴンズに入って、福留選手の代わりに3番を打つようになり、送りバントもスクイズも今年はしました。そして今日のフォアボール。あの後ウッズ選手が同点タイムリーを打ったわけなんですけど、あそこのフォアボールが今日の試合の流れを決めたような…。後からそう感じましたね。だから次のホームランに繋がったんでしょうね。神様は頑張っている人には必ずその見返りとして良いことを与えてくれるんですよね。完璧にドラ戦士ですよ。ノリさんは…。
    岩瀬さんも今年は本調子ではないものの、ここまで本当に頑張ってくれています。3年連続40セーブなんてセーブ制度が導入されてから30年以上誰一人成し得ていないわけですから、ホント、岩瀬さんには毎回頭が下がります。
    これで首位・阪神とは再び0.5差。リーグ優勝するためにも負けられない戦いがまだまだ続きます。金曜日からの8連戦が本当の山の山になりそうです!
    試合情報

    *1:選手兼監督

    *2:結局バットにボールが当たってないのに当たったという判定に

    *3:2本塁打